共産党と聞くと、北朝鮮・中国・ロシアや過激派などと同一視して、わるいイメージを抱く人は
多いようです。
「自由がなくなる」「私有財産がなくなる」「すべてが国家で管理される」「暴力的な破壊行為」
など、共産主義と自由、民主主義は相反するものと思われている人が多いようですが、共産
主義(共産党)と「独裁政治」とは、まったく違います。民主主義は日本共産党が根幹としてい
る理念です。
「共産党」とか「労働党」とか同じような名称であっても、国によりその意味は全く異なります。
日本共産党という名称は『みんなが平等で自由に生きることができる共同の社会をめざ
す』という目標をあらわしています。共産(共産主義)とは、生産手段の共有(ともに生産す
る)ということで、語源は、コミュニティー【Community共同社会】です。 相反する言葉は、
一部の資本家だけが生産手段と利益を独占する『資本主義』です。
日本共産党の終局の目標は、人間による人間の搾取もなく、抑圧も戦争もない、真に
平等で自由な人間関係からなる共同社会の実現です。
日本共産党の準綱領的な方針である『自由と民主主義の宣言』では『3つの自由』として、
@生存の自由A市民的政治的自由B民族の自由を将来にわたって堅持することを公約し
ています。特に、A市民的政治的自由では、旧社会主義諸国の民主主義否定の経験も踏
まえ、「議会制民主主義」や「三権分立」の堅持と発展、言論・出版の自由や、その他一切の
表現の自由、信教の自由、学問の自由、団結権、人身の自由、文化の自由、芸術の自由の
擁護と発展、また少数民族・個人生活の自由の擁護や「国定哲学」の否定を宣言しています。
日本共産党という党名は、今から89年前の大正11年に党を結成して以来の私たちの歴史
ともに固く結びついた名称です。日本の軍国主義が、国民の人権も自由も民主主義も乱暴に
奪って太平洋戦争に突き進んだもとでも、私たちの先輩は「国民主権」「反戦平和」を命がけで
守り抜きました。
日本共産党は『平和と民主主義の闘い』の歴史とともにあり、私たちはこれを誇りにしています。
日本共産党は資本主義の枠内で、以下の民主的改革を当面の政治的目標としています。
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